memocon プログラミングのメモや物欲日記、雑記等

引越の一括見積もりサイトで相見を取ってみた

2012年11月13日 07時37分

引越をすることに決まったので引越業者を選定する為に一括見積もりサイトに登録してみた。

※画像はイメージです。今回の内容とは関係ありません

とりあえず電話やメールの嵐で酷いことになることは把握していたのでメアドはgmailで捨てアド作って電話番号は仕方ないので普通に携帯電話で登録。

登録後、3分で最初の電話がコールされた。

想像以上に早いレスにある種の恐怖を覚えたがそんなことでビビっていてはこの先に進めないのである程度CMなどで名前を聞いたことのある業者を3社程度選択して見積もりのアポをする。
※ちなみに3社程度だったら一括見積もり使わずに各社HPで登録した方が良かったと後で後悔している。

引越の相見は交渉ごとに慣れていないと結構体力がいる。
相手は自社に決めてほしいからあの手この手で見積もりしたその場での決定を迫ってくるけどそれを断り続けなくてはならないからだ。なので多すぎず少なすぎずに取ることが大切だ。3〜5社程度が限度だろう。

まず最初に来たA社。
20時という夜遅くまで見積もりをしてくれるというので頼んでみた。

部屋を案内すると目視で謎の見積書にガリガリと家具の数を書いていく。
数え終わったらしくトラック&作業員の人数が決定したのでここから料金の提示となる。

最初の見積もりなのでこの提示された金額が基準となる。

「○日ですと○円です」と伝えられ「承知しました」と返答。
これで終了…といくはずも無く定番の「今ここで決定していただければ○円でやりますよ」が出てきた。

これが実に不愉快極まりない。

明日に2社ほど見積もりを取ることを伝えていたのでこの定番の台詞を言ってきたのだろう。
ならば最初から他の2社と比較しても遜色ない金額を提示すればよい。

また、この台詞は俺に見積もりの約束をキャンセルしろと言っている。
一般常識としてキャンセルは出来ないと伝えると「見積もりは取っていいから必ず弊社を選択してください」と言ってきた。
「見積もりは取っていいから」とは大きく出たものだと思ったがスルーしてそれも出来ないとハッキリ伝えた。

すると次は「どうしたらここで決めてくれますか?」と言ってきた。
もうこの場で決めて欲しくてたまらないらしい。

「いやいや、相見する以上ここで決めることは不可能ですよ」

「今決めてくれたなら○円でやります、いかがですか?」

ここで決められないのは金額に不満を持っているからと解釈されたようだ。
この3回目の提示で最初の金額より2万ぐらい下がっている。

この流れが不愉快極まりない。
最初の提示金額でOKしていたら間違いなく出てこなかったこの金額が腹立たしい。

会話だけでここまで下げられる金額を最初に提示してあわよくばその金額で通そうとしてきた下心がたまらないのだ。
これを交渉術とでも言うのだろうが下手な駆け引きは心証を悪くするだけでしかない。

なので「金額の問題ではない。たとえ更に安くなったとしてもこの場で決めることはありません」とハッキリ伝えた。

この後、更に粘りが続いて30分ぐらい「決めてくれ」、「決めない」の堂々巡りが続いた。

最後に「最初に提示してきた金額が会社として見積もった料金なのだから下げる必要はありませんよ。その金額を踏まえて他社と公平に比較させていただきますから」と最初の金額の見積もりを貰って終了。
結局、粘りに粘った会話は俺の中のA社に対する心象を最悪にしただけでお互いに何の利益も無かった。
今まで4回の引越をしていてその4回ともA社を使っていたのでこの出来事は残念だった。

次の見積もりはB社。

先にA社に粘りに粘られたことがとても不愉快だったことを先に伝えた。

このことが功を奏したのか金額提示の際に特に粘ることも無く、他社さんが提示金額より安かった場合は是非連絡してくれと添えられただけで終了。

その提示金額自体はA社の最初の提示金額と大差ない金額だった。

安さが勝負のB社だと認識していたので最初の提示額からして安いのかと思っていた。
これには正直拍子抜けだったが心象が悪くない分、この時点で選ぶならB社だった。

最後にC社。

こちらも先にA社が粘りに粘って不愉快だったことを先に伝える。

その上で見積もりの提示金額が想像以上に安かった。
時間が2日前にならないと決まらないという制限付きだったがA社の3回目に提示された金額より少し高いぐらいだった。

下手なやり取り無しに想像以上に安い金額を提示してくれたことに快さを感じたのでC社に即決。
即決したらまた安くしてくれて結局はA社の3回目の提示額と同額でやってくれることになった。

この金額をA社やB社に伝えるともっと下げてくれるのだろうがそんなことはしない。
提供するサービスに自信があり対価の根拠があるならそれは求めて欲しいし求めるべきだ。
それを無理して仕事をとっても業者側も疲弊するだけだろう。

引越業者は金額で粘るのではなく他社とのサービスの違いや品質の高さを伝える為に見積もりの時の会話をしてほしい。C社の営業はそれが出来ていた。

今回はたまたまC社の営業の対応が自分に合っただけで他社の全ての営業が同じ対応をするとは思えない。
現に前回の引越時のA社の営業はそれなりだった。

それにしても一括見積もりサイトに関しては朝から深夜まで電話が鳴り続けるので心して登録した方が良い。
22時以降でも平気でかかってくる業者もいる。

名前を知らないような小さな引越業者が大手より更に1〜2万安い値段を提示してくるが、最初から大手から3〜5社ぐらい中からしか選ばないのであれば各HPで登録した方が後々面倒くさくなくてよいだろう。

登録はその時だけの手間。
一括見積もりはその後3〜6日程度は電話やメールが続く。

以上、今回の引越業者選定時に起きた悲喜交々。